MX4D版の「コードギアス 復活のルルーシュ」が公開されたので早速行ってきました!
作品の良さについてはあらためて書くまでもないと思いますが、私自身初めてのMX4D体験だったので、何がよかったかとか感想を簡単に書こうかなって思います!
eveydayanime-9rakura.hatenablog.com
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MX4D版だと何が違うの?
まず、通常の上映とは何が違うのかってことを書いてきます。
MX4Dとは
そもそもMX4Dとは「Media Mation MX4D」という3D映画を超える「体感型」4Dシアターシステムのことです。
シートが動いたり振動したり、風が吹いたり匂いがしたり、と五感を刺激する特殊効果が映画のシーンに合わせておこります。
まさに映画を「体感する」ことができるシステムなのです。
どんな効果があるのか
例えば車に乗っているシーンであれば、それに合わせてシートが揺れたり、煙が出るシーンではスクリーンの前で煙がでます。
戦闘シーンが特に顕著で、キャラクターの動きがシートの動きとして、ダメージなどが刺激としてあらわれたりします。
もちろん、今作を象徴する「ギアス」を発動する時も特有の動きがありましたね!
MX4D版の良いところ
MX4D版ならではの良さがいくつかありました。
没入感がすごい
一度見た映画を再度見にいくと、鑑賞中に雑念が混じることありませんか……?
(この後好きなシーンなんだよな……)とか(ここはちょっと退屈なんだよな……)とか、先の展開を知っているがゆえに初見時にあった没入感が少し薄れる気がします。
MX4D版では、それ特有の通常の鑑賞とは違った楽しみがあったので、作品への没入感が増していました。
それゆえに、初見時と同じような新鮮な感覚で映画を楽しめましたね〜。
KMFの戦闘シーンがすごい
一番行ってよかったと感じた点です。ロボアニメ界の革命じゃないか…?
「コードギアス 復活のルルーシュ」には「KMF(ナイトメア・フレーム)」というロボットが出てきます。
このKMFの動きに合わせてシートが動きます。
加速して前のめりになる感じやカーブする時に重心が動く感じがシートの動きで、銃や衝撃などのダメージ表現が風や刺激として飛んできます。
これってやばくないですか?
ロボアニメ好きなら一度は「このロボット乗りてー」みたいな話ししますよね?
これが体験できちゃうわけなんですよ……。
特に地走するKMFの動きはすごかったですね!
空を飛ぶロボットって、実際乗った時のイメージは湧きにくいと思うんですが、地走だとある程度イメージできるじゃないですか。
それがそのまま体感できる感じなんですよね!
物語中盤、カレンや囚人たちが乗ったジルクスタンの量産機「ゲド・バッカ」が活躍する神殿での戦いや、終盤コーネリアが駆る「クインローゼスZ型」が活躍する橋の上での戦いでは、まさにKMFに乗っている感覚が体感できて最高でした!
人の戦闘シーンもすごい
「コードギアス」はロボットが出てくる作品ですが、ロボットアニメではないので、人vs人の戦闘シーンも割と描かれます。
今作「コードギアス 復活のルルーシュ」では敵組織に暗殺部隊がいることもあって、人vs人の戦闘シーンの描写もかなりあります。
銃を撃ったりすると突風が飛んできたり、ぴょんぴょん飛び跳ねたりとかするとシートがそれに合わせて動いたりと楽しいです。
物語序盤のカレンと咲世子がクジャパットと戦闘するシーンなんかが顕著でしたね。
キャラクターが銃で打たれたりすれば、その刺激が来るわけなので「うわっ撃たれた…!」みたいな体感ができるわけです。これも結構楽しい。
C.C.にオギャれる
「コードギアス 復活のルルーシュ」の良い点の一つとして、序盤のママみの強いC.C.が挙げられると思います。
MX4Dによって作品世界への没入感が増したことで、直接オギャれるってわけよ……。
(最高に気持ち悪いこと書いてんなこいつ……)
MX4D版のうーんってところ
良いところも多かったんですがうーんってところもいくつかありました。
鑑賞料金が高い
通常の鑑賞料金に加えて1200円取られるので、大体3000円くらいになります。
純粋にたけぇ……。
2時間作品の世界に没入できると考えれば悪くない、というかむしろ値段に見合った体験を得られましたが、気軽に何度も足を運べる値段ではないですね……。
いやでももちろん、高いお金を払った価値は十分にありましたよ!
煙と匂い
煙、いる??
あと匂いはマスクしてるのもあって感じられなかったです……。
水飛沫
例えば雨の中のシーンとかなら良い感じだったんだろうな……と思えるのですが、今作では申し訳程度で「これならなくてよかったのでは……」と思いました。
(確かルルーシュが復活する前辺りで水が流れるシーンで水飛沫が飛んできた)
私はメガネをかけて鑑賞していたのですが、水飛沫がメガネについて少し不快でした。
さいごに
あらためて見ると「コードギアス 復活のルルーシュ」って「ギアス」が詰まった作品だなぁって思いました。
ルルーシュ復活のシーンは、一期、R2の1話を思わせますし、その後の地上戦メインの立て篭もり作戦は一期の戦闘を思わせます。
終盤のギアスと戦略が絡み合った戦闘、最後のカレンとスザクのスーパーロボットバトルはR2を思わせます。
早々にルルーシュを復活させたのだって「ルルーシュがいてこそのギアス」というのがあるからこそとも思えます。
(お客さんはルルーシュを見たいと思っているというのもあると思いますが…)
カレンとスザクの共闘とかルルーシュとC.C.の関係性の決着など、エンタメとしてファンが見たかったものを描いてくれてるのが嬉しいんですよね。
(円盤のコメンタリーをみると谷口監督がかなり細かいところまでこだわっているのがわかりましたが、それとは別に)
円盤買ってるので何度も見返してはいるんですが、やっぱり劇場で見ると違いますね!
今回の「コードギアス 復活のルルーシュ」の上映はMX4Dと4DXで行われているので、また4DX版も見に行きたいです!
4DXとMX4Dは同じ体感型の4Dシアターシステムですが、そもそもシステムが違うので、また違った楽しみがありそうです!!
入場者プレゼントも千羽由利子さんの書き下ろしイラストと豪華ですし、一度体験してみるのも良いと思います!!
3000円払ってナイトメア乗ってきた pic.twitter.com/7mWJUBT5gB
— くらく (@mayachi123) 2021年1月30日
ルルC最高。
少し語る
ちょっと語っちゃうんですけど、やっぱナナリーがね……良いんですよねぇ……。
名塚さんの演技が良すぎて、それだけで泣きそうになっちゃうんですよ……。
あと復活はルルーシュのセリフがいちいちかっこいい。
「ナリタを思い出すな……」とか……。ナリタですよナリタ!!!
ルルーシュとC.C.の関係性を語る上で外せないエピソードが描かれたナリタですよ!!!
良〜〜〜〜〜〜〜!!
あと言うまでもないですが、ラストシーン。
当時も散々言ったんですけど、「このシーンをみるために10年このシリーズ追ってきたんだなぁ……」って思いました。C.C.の笑顔が……。
谷口監督はルルーシュなりのプロポーズとおっしゃってましたが、オタク的な深読みをするともういろんなものが詰まってるシーンなんだなぁって感じます。